気がつけば今年もあと数日を残すだけになりました。このままとくに大きなイベント事もなく今年は過ぎ去っていきそうです。それでも何もなかったと言ってしまっては少々味気ないので、簡単に1年を振り返ってみたいと思います。
春、
たぶんのんびりと就活をしていました。連日の不採用通知(もちろん連絡が来ないことの方がが多い)に大して凹むこともなく、どうにかなるさ程度の気持ちでしかなかったような。この時期の悩みの種は僕にとっては就活ではなく、花粉症でした。各種アレルギー症状に、一日中ずっと憂鬱な気分になってしまいます。全てに対してテンションが上がりきらないまま貰った採用通知、エントリー当初は興味があったんだろうけど、面接を重ねるごとにくだらないものに見えてきて採用辞退。いよいよ手持ちがゼロになって後がなくなったところでツキがまわってきました。花粉症の辛い症状も落ち着くと、今まで敵対視していた外界の空気が自然と優しく感じられるようになりました。それからはもうトントン拍子です。とある印刷・出版系の会社に就職が決まりました。これであと卒業ができれば問題ありません。
夏、
サークル恒例の北海道ツーリングをすっぽかしてまで、大学生活最後の夏にしておかなくてはならないことがありました。それは、自分自身の器を拡げてくれたドイツへの再訪問です。もしあの時、ドイツやその他ヨーロッパ諸国の文化に触れていなかったら、今の自分は見たままのことを見たままにしか判断できない、くだらない人間になっていたでしょう(今でも十分くだらないけど)。日本の中にいると近すぎて、身の回りで起きている事がさっぱり分からない。そう教えてくれたのが異国の文化でした。ヨーロッパ滞在中は、各地を巡りながら人々と触れ合い、様々な考え方があることを再認識し、社会に出ても打ち負かされないように、自分の哲学を確固たるものにしようと日々自分を見つめなおしてました。悩み事という名のお荷物は向こうに置いてきたし、ある程度の答えが導き出せたので、帰国後はとても身が軽くなりました。
秋、
後期は行かなきゃならない講義がうんと減ったので、時間を贅沢に使って自分のやりたい事を徹底的にしました。好きなときに本を読んで、音楽を聴いて、散歩に行って、友達と話して、写真とって、寝て、、、、、。どれも社会人になったら制限される事ばかりです。だから今という時間を誰に指図される事もなくめいいっぱい使うことにしました。
今、
こうして書き物をしている間にも刻々と時は過ぎていきます。残り少ない学生生活をどう過ごすべきか、また悩みだしました。とりあえず、一年を振り返って何かとご苦労様という気持ちを込めて自分へのプレゼントを考えています。そういや、自分に唯一与えられた記念日の誕生日さえも誰に祝われる事もなかったんですよね。クリスマスに何かくれてやろうという奇特な人もいないだろうから、やっぱり自分で何かしてやらんとだめです。はて、何がいいやら。。。。。